邑遊自適~好蟻性的俺~

昆虫(アリ・ハチ)を中心に綴っていく日記. コメントやリンク大歓迎です (リンクの際はご一報ください).本ブログに掲載の物事はほとんどが未発表のものであり,報文・論文への引用は固くお断りしております.引用が必要な際は状況により情報を提供いたしますので,メッセージにてご連絡くださいませ.画像の無断転載はお控えください.当ブログの管理人および記事に登場する人物は実在の人物とは基本的に無関係です.当ブログの運営に関する御意見はブログ内でのみ受け付けます.ご了承ください.

現在、自己採集した日本産アリ類(2014~)は197種(雌124種,雄75種)!!! 全てのアリをこの目に焼き付ける!!!

2016年12月

今年もあと数時間。今年もいろいろありました。
まず、3月に学会。2度目の発表はだいぶ時間が余ってしまいましたが、お褒めの言葉も頂いておおいに自信をつけました。
そして、5月の台湾遠征。初めての海外での採集。図鑑でも見たことのない虫たちの数々。毎日が大興奮でした。
7月8月は大学の行事の準備でこれまでにない程頑張りました。
10月は2度目の北海道。いまのところ順調に飼育できています。
11月の末から12月中ごろまでは本当に忙しかったです。

採集では、ヒメバチを意識した採集を始め、ハチに限らずこれまで見たことのなかった虫たちにたくさん出会いました。いろんな採集法を試すことでアリの方も徐々にですが採集種数を増やし遂に日本産の半分、150種に達しました。

また、今年はハチについて2つ短報を出しました。どちらも半ページほどしかないものでしたが、記録は出すことに意味がある、と思いました。今もいくつか書いています。

研究という面では何度も口頭発表をしながらもどれも中途半端に手をつけた状態で、まだまだ、です。これについては、早く片付けなければなりません。


今年は昨年同様新たな経験をしつつ、研究者としてデビューする準備をいろいろ行った、充電期間のように思いました(本当はちゃんとやってれば出せたはずでしたが)。しかし焦らず、状況が悪いときは地を這い耐える、これも大事かもしれません。落ち着いて、力を身につけてから誰に見せても恥ずかしくないものを出したいと思います。
来年もよろしくお願いします。来年はもっとアリ採りメインでやりたいなあ…。
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Pionini1-H
明日から冬休み。休みまくる…というわけにもいかない。集中講義が終わるまで安心して休めない。
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今日は週末にしては珍しく明るい時間に起きていたので、久しぶりに採集。

しかし、よく考えれば今年も師走。よく考えなくても寒かった。
ここ最近の寒さは異常だ。昨日と一昨日なんて最高気温が10度を切っていた。一週間で最高気温が5度も下がった。こんなんじゃ虫なんかいないよ!
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寒い中活動しているけったいな虫たち。彼らは罰ゲームか何かをさせられていたのだろうか。寒さから解放してあげるため(?)に黙々と採集していった。もう巣の中でぬくぬくのシーズンなのか、アリは5種しか採れなかったが、2,3種を覚悟していたのでよしとしよう。
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大学で学会があった。講演に限らずこれまで何度も人前の発表を経験してきたがトップバッターは初めてだったので緊張した。一番最初に発表する人の気持ちがよーく分かった。スライドの出来はまあまあとして、発表練習が圧倒的に足りなかったので開始10分前にはもう諦めていたが、やはり酷かった。次発表するときはもう少しマシなものを提供したい。

懇親会は鯛の刺身が美味であった。

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たぶんヤマトヌカダカバチ(Tachysphex nigricolor nigricolor)。日の当たる場所でしばらく飛んで止まって、またしばらく飛んで止まって、を繰り返していた。頭と触角を小刻みに動かしている様がとても可愛らしい。
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近い仲間のコオロギバチ(Liris)やケラトリバチ(Larra)と比べるとずんぐりしていて、体長はかなり小さい。
小さい、というよりは小さく、ちっさ!!というよりは大きい。ちっこい、というのが妥当に思えるちっこい狩りバチ。バッタを狩るが、体が小さいので幼虫を運んでいる写真をよく見る。そこもなんだか可愛い。
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