邑遊自適~好蟻性的俺~

昆虫(アリ・ハチ)を中心に,たまにしょうもない趣味を綴っていく日記. 恥ずかしく読みにくい文章で申し訳ございません.コメントやリンク大歓迎です (リンクの際はご一報ください).画像の無断転載はお控えください.当ブログの管理人および記事に登場する人物は実在の人物とは基本的に無関係です.当ブログの運営に関する諸々のご意見は,ブログ内でのみ受け付けます.ご了承ください.

現在、自己採集した日本産アリ類(2014~)は183種(雌112種,雄69種)!!! 全てのアリをこの目に焼き付ける!!!

2016年02月

昨日までの暖かさはどこへやら、風が強く肌寒い日となった今日、意味もなく家で過ごすのもなんなので外へ出かけました。
今回は正統に篩いを使ってアリを…と意気込んで始めたものの、全然いない。かろうじてキイロシリアゲアリ(C. osakensis)がぽつぽつという程度。贅沢はやめて他の昆虫を採ることに。
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小さいハチたちがよく見つかった。クロバチにはツチカメムシの卵に寄生する翅のないタマゴクロバチがいるが、それは未だに採ったことがない。篩っていると入るクロバチはどれも、スイープやトラップで得られるようなブンブン飛ぶタイプのように思える。こいつらはただ単に落ち葉の下で越冬しているだけなのだろうか。成虫越冬ということが分かるだけでも良しとする。
コバチの類もよく採れる。しかし葉裏で採れるものとはやや顔ぶれが違うような…そんなこともないような。
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こういう乾燥したこんなところにもいるし、落ち葉が湿ってるところにもいる。わりとどこでもいいのかも。

最後にシイの葉裏からコバチを数頭つまみ、帰る途中に自転車屋に寄って鍵のかかりをスムーズにしてもらい空気も入れてもらって快適チャリライフになってルンルン気分で帰宅。
世間様を気にせず"2.14"ラベルをゲットしたことに少し誇らしくなった一日でした。

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授業中や寝る前にいろいろと昆虫関係のブログをまわっていい写真だな~とかいい虫だな~とか思うのが最近の日課。見ていると、結構沢山の方が冬も越冬している昆虫を撮影しているようで、葉裏や樹皮下などで成虫越冬中の膜翅目の写真が多くアップされていることに気付く。膜翅の世界に入って勉強中の身としては、どのハチも興味深く、写真を見ているとワクワクしてくる。

よって、採集に行くことに。

この真冬の時期、採集に行くのは寒くて辛い。採れるであろう虫の数と採集地に赴く手間を天秤にかけ、選んだのは大学。わが大学は農学部は農学部でキャンパスが隔離されているため、人でごったがえすことは少ない。それにこの寒さ。進んで外に出る人も少なく、授業も通常通り行われている昼の時間。目立つことはない、これなら網を振っても多分目立たないだろう。そうと決めたら網を持ち、エタノール瓶をひっさげレッツゴー。

外に出て5分もせず同級生の虫屋の友人に見つかり、こんな時期に網持って何やってんだ…と呆れられてしまった。そりゃそうだ。

虫屋に呆れられて、一般人に呆れられないはずがない。通り過ぎる人々の顔など見てはいないが、おそらく良い評価はなかっただろう。自分が一般人でも同じことを思う。
結局友人によさそうな木を教えてもらって網を振り、採集を開始した。
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おながこばち。多分ニッポンオナガ(Macrodasyceras japonicum)。これが一番多かった。黒っぽい色のオスは2頭くらいしか採れなかった。

その他にもタマゴクロバチ、タマバチ、アブラバチ、ヒメバチ(Orthocentrinae)、他のコバチ類などけっこう入った。普段越冬していて姿を見ないハチたちも、どこかで春を待っている…。
ムネボソアリ(Temnothorax congruus)もいた。活動してんだなあ。
お腹が空いたので諦めて戻ることに。


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研究室に戻るとさっそくイソプロに浸けてしわくちゃになりがちなコバチの翅をピキンピキンにして、翌日マウントして完成。コバチは翅があっちこっち向いていて綺麗な標本になりにくかった。
Torymidae
数少ない綺麗な標本。標本作りベタな自分としてはこれが限界でした…。
Kurobatin
ハラビロクロバチ。小盾板から伸びた突起と、先細りの腹部が特徴的。実は最近クロバチがブーム。

2月でも意外と虫は採れることが分かり、採集欲も満たされてこれはなかなかハマるかも。でもずっと学内だとすぐ飽きそう。フィールドを広げなければ。

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3日目。先輩の1人がこの日で対馬を去ることになり、お見送り。
昼から、沢の流れる林道へ。
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水の浸みた崖を降りるアリ。アシナガアリ(Aphaenogaster famelica)。アシナガアリの仲間は島によって種分化しており、対馬のものも少し違うかも!と期待したものの、本土のものより少し大きくて黒っぽかっただけだった。でも、大きな個体はクロオオアリにも引けを取らない迫力でした。
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そのクロオオアリ(Camponotus japonicus)。わりと平面に広がった巣。9月だったがもう羽アリは生産されているんだなあ。
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巣で見つけた好蟻性のアリヅカムシ。アリと比べると体格差があるけれど、アリヅカムシの中では大きい方。
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コウガイビル。センターラインが入っている。

沢沿いのアリ採集は、経験上水でビチョビチョしたリターを篩ってもあまりいい結果が得られないので、石を起こすか朽木を割るだけにしています。意外と石起こしは戦績が良く、コロニー採集できたりそれによって好蟻性昆虫が採れたり、またゴミムシなどの甲虫も採ることができます。
石を見つければ大きくたって起こします。腰が痛くなってもおかまいなし。
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おっ!出てきました!これは……ケブカハリアリ(Euponera pilosior)!しかも女王!
美しい黄金の体毛を持つ、日本に広く分布するハリアリの中では最大種(5mm)です。
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美しい…。残念ながらワーカーは採れませんでしたが、嬉しい初採集となりました。
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テラニシシリアゲアリ(Crematogaster teranishii)。同属のハリブト(C. matsumurai)と比べるとどちらかというと山地性の種。意外とスルーしがちなアリ。
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マルクビ系の人。
石起こしで得られるゴミムシは、素人の私から見るとどれも魅力的です。
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これは、ツシマナガゴミ(Pterostichus symmetricus)!対馬特産の、皆さん大好きプテロです!交尾中のペアをゲット。
帰り道、獣の糞を発見!なにかいないかな……
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あ!!!
ああ!!!
あああ!!!
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ヒメダイコクコガネ(Copris tripartitus)のオス!採れた!前日にメスは採れたものの、こういうのはオスが採れなくちゃな…と思っていました。やっと人生初ダイコクを採った!と実感しました。角カッコいい!

大満足で太陽を見送り、さあ次は夜の昆虫を。
先輩の運転で夜道を走り、材が多く積まれたよさそうな場所へ。さっそく材を見てみると、そこには派手派手しいピエロのような昆虫が。
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タイワンオオテントウダマシ(Eumorphus quadriquttatus)じゃあないですか!これも対馬らしい虫。いい色彩。
ライトを照らすと大量にいて、とりあえず必要分だけ。臭いがけっこうクる。先輩はずっと臭い臭いいいながら片っ端から捕まえていた。あのうちいくつがちゃんと標本になるんだろう…。
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材にはこんなのもいた。アメイロオオアリ(Camponotus devestivus)。名前の通り飴色で大きなアリ(10mmほど)。日本のアリには飴色のアリも大きいアリもいますが、それを兼ね備えたものはごく僅かで、そのせいかアリ屋人気が高い(気がする)。加えて分布は広いものの局地的にしかおらず、夜行性で日中は見つからず光を当てると一目散に逃げて捕まえにくいためなかなかレア。初めて見たので片っ端から採集しました。早く標本にしなくちゃ…。

場所を変え、自販機をめぐる。
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なんかシギゾウ。ゾウムシ像としてはオオゾウの次にイメージする。
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クツワムシ(Mecopoda nipponensis)。幼い頃祖父の家に行ったときよく捕まえました。家に持ち帰るとうるさすぎてお隣さんから苦情がきた鳴く虫の横綱。
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ジタバタしてたガ。後翅の模様がかなり薄かった。

3日目は午後から本格始動した一日でしたが内容は濃く、アメオオを自分の手で捕まえたことが印象的でした。
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ツシマハリアリ(E. japonica)のお食事風景。
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※本ブログは昆虫としてのアリ好きのための情報発信を行っており,アリをペットとしてしか見られない一部の販売業者のために情報を発信するものではありません.飼育に関する記事は内容を一部削除しております.
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