邑遊自適~好蟻性的俺~

昆虫(アリ・ハチ)を中心に綴っていく日記. コメントやリンク大歓迎です (リンクの際はご一報ください).本ブログに掲載の物事はほとんどが未発表のものであり,報文・論文への引用は固くお断りしております.引用が必要な際は状況により情報を提供いたしますので,メッセージにてご連絡くださいませ.画像の無断転載はお控えください.当ブログの管理人および記事に登場する人物は実在の人物とは基本的に無関係です.当ブログの運営に関する御意見はブログ内でのみ受け付けます.ご了承ください.

現在、自己採集した日本産アリ類(2014~)は197種(雌124種,雄75種)!!! 全てのアリをこの目に焼き付ける!!!

2015年10月

札幌に行ったときのことを少々。
今回は10月15日から18日までの間、先生にお供して札幌まで行ってまいりました。
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恥ずかしながら私、生まれてきて約20年間東京から北に行ったことがなく、この度初めて北緯35度を超えました。機内では、ついに東京を過ぎたことに感動したのもつかの間、いつのまにか北海道上空に。生える木の葉の色やテレビで見たような蛇行した川にまたまた感動。札幌に降りたちバスに乗って札幌駅を目指すまでの車内でも、木の幹が白いことや停止線の標識やセイコーマートに興奮し先生に話しかけていました。
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札幌は遠い。空は既に夜を迎える準備万端でした。
この日は大学へお邪魔させていただきご挨拶(大学にお邪魔する際、以前うちの大学に来たお客のイメージが強く、大人しくすることを気にし過ぎて声小さく言葉少なくなってしまったのは本当によくなかった)。
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夕ご飯はジンギスカン。本場のジンギスカン!いっぱい食べました。
お宿はご厚意で泊めてもらえることとなり、ありがたく宿泊。

・・・・・・

次の日は朝からバッチリ採集モード。目的地までバスで行き、着くやいなやクサアリ(Dendlolasius)がお出迎えしてくれました。
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進んでみると、木の根元にはクサアリ。また少し進むと、クサアリ。話には聞いていましたがここまでクサアリ天国とは…恐るべし北の大地。
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フシボソクサアリ(Lasius nipponensis)。クサアリでは小型の部類のアリ。もちろん初対面です。これがフシボソか……ただの行列を眺めていると、付近で飛ぶ影。ハチ…?ハチ…!?急いで振り返り網を振ります。しかし空振り。残念に思っていましたが、しばらくするとまたそれが飛んできました。気持ちをなんとか落ち着かせて腕を振ると、入りました。
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嬉しくてこんな写真しかありませんでした。かっっっっっっっっこいいいいいいいいいい!!!!!!
アラカワアリヤドリバチ(Eurypterna cremieri)。日本産アリヤドリバチ亜科でも最大級の種で、フシボソクサアリに寄生することが知られています。これを!これを採りに来たんですよ私は!!!やった!!!
標本でしか見たことのなかった虫が目の前で脚を動かし翅を震わせている。昆虫っていいな…。
といった感じのファーストコンタクトでした。落ち着いてマシな写真を撮れるようになるのはこれから3時間くらい後になってからでした。
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先週水曜日から昨日まで北海道(札幌)に行っておりました。また飼育するアリが増えてしまった…嬉しい悲鳴ですけどね。
今週の間にまとめたいと思います。
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家のアリの餌やり。レッドローチを与えてみました。
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クロオオ。生餌だと猛スピードで走り(逃げ)回りなかなか捕まえられない。殺して与えてもビビりまくる。
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クビナガアシナガ。誰かが餌を運び込んでくると他のやつらが興味津々で集まってくる。
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オオシワ。このサイズでもアリより大きいが、力を合わせて捕まえる。やる気のある一匹が獲物にかみついて針で刺して動きを止めると次から次へとかみつき、埋め尽くされるくらいになる。でも実際にかみついて仕事をしているのはごく一部。
三者三様。
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クビナガアシナガ。実家に帰っている間そうとうの期間餌をやっていなかったが最近レッドローチを購入し毎日のように与えている。餌を持って帰ると寄ってたかって引き裂いて、幼虫を上から乗せて食べさせる。
幼虫が多いと餌が幼虫で覆われて見えなくなるのが面白い。段々と幼虫の体がツヤツヤプリプリになっていく。
手ごろな大きさでいいアリだ。
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あれだけ採集に行ったのに既にネタ切れ気味です。
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アシナガバチの死骸を運ぶクロオオアリ(C. japonicus)。この写真を撮るまでは後ずさりでのんびり運んでいたのですがこの後死骸を持ち上げ猛スピードで前進していきました。
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オオハリアリ(B. chinensis)を運ぶクロヒメアリ(M. chinense)。最初オオハリアリが弱ってゆっくり歩いているのかと思いきやこのちっちゃい子が頑張って運んでいました。無事に巣までたどりつけたかなあ。

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