2015年07月
アブラゼミの羽化
極小の魅力
久々のアリ採集。馬鹿なことにカメラを持っていき忘れてしまう。他の昆虫には目もくれず一心不乱にアリだけを採集する(今回はよさそうな甲虫はいなかったので良かった)。
いつも通っている場所だが、今まであまり行かなかった奥の方で採集してみる。とにかく暑く、ハエやカが多かった。採集中に手に乗って血を吸いだしたりプーンという羽音が聞こえるのは不快極まりないが、我慢しなければアリを逃してしまったり、蓋を開けたアルコール管を落っことしてしまう。そうして双翅オーラをまといながら採集すること1時間、ついにニューフェイスを見つけた。
変わった顔の形、頭部と胸部に散在する丸いつぶつぶ、長く伸び鋭い歯を持つ顎。
セダカウロコアリ(Pyramica hexamera)。珍しいアリで、私が採ったアリの中では恐らく一番珍しい。
女王も捕まえられた。この奇怪な姿、大きければものすごい人気が出たに違いない。
アリというのは素晴らしい。わずか1.5mmの体にこれほどの魅力が詰まっている。
地味長蟻
本記事はアリ好きのために書き連ねるものであり有象無象の販売業者の同定を手助けするものではありません.そのあたりを業者はき違えぬよう,決して同定に利用しないよう気を付けて直ちにこのページから去ること.不遜な業者および飼育屋による本記事の利用が判明した場合は即刻公開を中止します.
ナガアリ(Stenamma sp.)。
文献を見るとわりと珍しいとあり、実際3個体しか採ったことがなく珍しいのは分かるのだが、どうも採れても"おお、ナガアリおるやん"で終わってしまう。日本産は3種しかおらず、形態的にこれといった特徴もなくわりと珍しいので知らない人が多い地味なアリ。
本土には2種が産するが、同定が難しいというか非常に曖昧である。具体的に言うと複眼の大きさが違う。同定形質はただそれだけである。私もはっきりこっち!と同定する自信はない。早く同定できるようになりたい。名前が分からないと釈然とせず素直に喜べない。可愛い子がいても名前が分からないと魅力半減なのだ。
ナガアリの仲間はフタフシでも屈指の渋アリだと思う。もっともっと彼女らの魅力が分かってくると面白い。
ナガアリ(Stenamma sp.)。
文献を見るとわりと珍しいとあり、実際3個体しか採ったことがなく珍しいのは分かるのだが、どうも採れても"おお、ナガアリおるやん"で終わってしまう。日本産は3種しかおらず、形態的にこれといった特徴もなくわりと珍しいので知らない人が多い地味なアリ。
本土には2種が産するが、同定が難しいというか非常に曖昧である。具体的に言うと複眼の大きさが違う。同定形質はただそれだけである。私もはっきりこっち!と同定する自信はない。早く同定できるようになりたい。名前が分からないと釈然とせず素直に喜べない。可愛い子がいても名前が分からないと魅力半減なのだ。
ナガアリの仲間はフタフシでも屈指の渋アリだと思う。もっともっと彼女らの魅力が分かってくると面白い。
玉虫厨子
タマムシ(Chrysochroa fulgidissima)。今日久しぶりに見かけた。これはその個体ではない。
三つか四つの頃に初めて死骸を見つけ、小学校低学年のときに生きた個体を見つけた。その日はよく虫が採れ、種類は分からなかったがトラカミキリを初めて見てそのアシナガバチと見紛う飛び方に感嘆した記憶がある。
それから数年に一度見かけているが、採集できたのは一度だけで、その標本は地震の際に国語辞典の下敷きになって残念なことになってしまった。とっても好きな虫なだけにもう一度採って標本を作りたいのだが、なかなか生息地に網を持って訪れないので採れない。
大学にいる間にヤマトタマムシを採る、これを在学中の目標に加えよう。