今日も元気に採集に出かけた.向かった場所は松山市中心部にある城の周りの林.
休日ということもあり参道には多くの人が.
採集に使うのはこれ.
いわゆる,シフティング(篩い)の装備である.上がピシャット角深ザル(新越金網株式会社),下がポリエチレンバット (32.4×23.4×5.2 cm).アリを研究されているすごい先生の完全な受け売りである.
追記:収まりの悪いなんか丸いのとか洗い物?を入れる物凄く目の大きいザルをお使いの方もいるが,全部使ってみた感想ではこれがダントツ.というか他が酷い.
アリが居そうな落葉層や土をスコップで掘り,篩にかけて探す.
先日撮影できなかったウロコアリ(Strumigenys lewisi)だ.ついこの間までこんなに簡単に採れる普通種だったとは思わなかった.なんともいいフォルム.今回も順調なスタートを切った.
そして今日も嬉しい初採集が。おそらくニセハリアリ(Hypoponera sauteri)であろうハリアリ.まだ顕微鏡で見ていないため保留.枯れた切り株付近にて.
上にはキイロシリアゲアリ(Crematogaster osakensis).篩で採集をしているとき思うのが,このキイロシリアゲアリの多さだ.普段ルッキングでは目につかないので超普通種のカテゴリにはいないのだが,篩をかけるとこれがいるわいるわ.無作為に掘ってみてもこの種だけは8割がた入る.土壌性アリの優占種は間違いなくこいつだろう.綺麗な色のアリなのだが,土壌性のアリは褐色や黄色で,1 - 3 mmの種が多い.よって黄色く大きさが1 - 3 mmまで幅広いキイシリは紛らわしくて採集の際は非常に困った存在なのである.このニセハリもパッと見キイシリかと思ってスルーしかけていた.まあよく見たら全然違うが.
採集開始から3時間,様々な種類が採れるため入り口の近所で採っていたのだが,少し飽きてきたのでやや上へ.
夏頃にベーツヒラタカミキリを採ったあたりの茂みを狙う.落葉層を掬い,篩にかける.相変わらずキイシリ多いなあ…トビムシ多いなあ…ジムカデいる……ん!?
こ…これは…もしかして…
いつか採ってみたかったアリ,ノコギリハリアリ(Stigmatomma silvestrii)だ…!!まさか、こんなに早く出会えるとは.大学4年間で全国まわって採れればな~とか思っていたアリが,目の前に.大きな体.大きな大腮.目のないように見える顔.かっこいい.見つけた瞬間,トゲズネハリアリ…?でもこんなとこにはいないし…あ,顎が大きいな,ということはこれは…"ノコギリハリアリやん!!!!!!!"
叫んでいた.午後4時半,薄暗くなってきた林に響いた.歓喜の踊りを踊り始めたせいか,道を歩いていた人やリフトに乗っていた人の視線を感じたが,気にするものか.これは探し求めていたノコギリハリアリなのだ.写真を撮りまくり,動画も撮った.まだ今も殺さずに眺めている.
今日も昨日に引き続き新発見の種を,それも今まで図鑑でしか見たことのなかった種を自分の手で捕まえた.
ここ数日,本当に採集が楽しくてしょうがない.今年捕獲したアリは,もうすぐ50種になる.
休日ということもあり参道には多くの人が.
採集に使うのはこれ.
いわゆる,シフティング(篩い)の装備である.上がピシャット角深ザル(新越金網株式会社),下がポリエチレンバット (32.4×23.4×5.2 cm).アリを研究されているすごい先生の完全な受け売りである.
追記:収まりの悪いなんか丸いのとか洗い物?を入れる物凄く目の大きいザルをお使いの方もいるが,全部使ってみた感想ではこれがダントツ.というか他が酷い.
アリが居そうな落葉層や土をスコップで掘り,篩にかけて探す.
先日撮影できなかったウロコアリ(Strumigenys lewisi)だ.ついこの間までこんなに簡単に採れる普通種だったとは思わなかった.なんともいいフォルム.今回も順調なスタートを切った.
そして今日も嬉しい初採集が。おそらくニセハリアリ(Hypoponera sauteri)であろうハリアリ.まだ顕微鏡で見ていないため保留.枯れた切り株付近にて.
上にはキイロシリアゲアリ(Crematogaster osakensis).篩で採集をしているとき思うのが,このキイロシリアゲアリの多さだ.普段ルッキングでは目につかないので超普通種のカテゴリにはいないのだが,篩をかけるとこれがいるわいるわ.無作為に掘ってみてもこの種だけは8割がた入る.土壌性アリの優占種は間違いなくこいつだろう.綺麗な色のアリなのだが,土壌性のアリは褐色や黄色で,1 - 3 mmの種が多い.よって黄色く大きさが1 - 3 mmまで幅広いキイシリは紛らわしくて採集の際は非常に困った存在なのである.このニセハリもパッと見キイシリかと思ってスルーしかけていた.まあよく見たら全然違うが.
採集開始から3時間,様々な種類が採れるため入り口の近所で採っていたのだが,少し飽きてきたのでやや上へ.
夏頃にベーツヒラタカミキリを採ったあたりの茂みを狙う.落葉層を掬い,篩にかける.相変わらずキイシリ多いなあ…トビムシ多いなあ…ジムカデいる……ん!?
こ…これは…もしかして…
いつか採ってみたかったアリ,ノコギリハリアリ(Stigmatomma silvestrii)だ…!!まさか、こんなに早く出会えるとは.大学4年間で全国まわって採れればな~とか思っていたアリが,目の前に.大きな体.大きな大腮.目のないように見える顔.かっこいい.見つけた瞬間,トゲズネハリアリ…?でもこんなとこにはいないし…あ,顎が大きいな,ということはこれは…"ノコギリハリアリやん!!!!!!!"
叫んでいた.午後4時半,薄暗くなってきた林に響いた.歓喜の踊りを踊り始めたせいか,道を歩いていた人やリフトに乗っていた人の視線を感じたが,気にするものか.これは探し求めていたノコギリハリアリなのだ.写真を撮りまくり,動画も撮った.まだ今も殺さずに眺めている.
今日も昨日に引き続き新発見の種を,それも今まで図鑑でしか見たことのなかった種を自分の手で捕まえた.
ここ数日,本当に採集が楽しくてしょうがない.今年捕獲したアリは,もうすぐ50種になる.