今日は母校の部活へ老害活動顔を出しに行った.地元に戻ったので行きやすくはなったが,既に私は22.被っている世代は当然無く,顧問も変わっている.最早部室内の道具類にしか面影を感じることが出来なくなってしまったが,さすがは同じ生物部の血を受け継ぐ者たち.私たちがやっていたようなくだらないいたずらや習慣を図らずも行っている.部活に明け暮れたあの日々を思い出しながら,懐かしい気持ちになった.
少し老人のお節介心配なのが,研究が全然出来ていないということだ.総文祭や読売の科学賞での結果が芳しくない.勿論,結果だけが全てではないのだが,内容を見てみると,箸にも棒にも掛からないといった感じである.顧問とのコミュニケーションもうまくいっておらず,果たしてこれは研究と言っていいのか....部外者になってしまった今,口出しするのははばかられるが,あまりにもあまりにもだったため少し口を出してしまった.
ようやく重い腰を上げて今年になって近場のファウナを調べることになったが,やはりいろいろと不十分な点が多い(もっと暇だったらかなり手伝えるんだけれども…).顧問と話し合えれば良いが,うまく説得できず難儀しているようだ.そこもほんの少しだけ助け舟を出すとして,リフレッシュで採集に同行した(途中一部生徒が,教師に説教をくらっていたが,あのような場で10分近くも説教するのは本当に昭和が抜けきらない化石教員である).
Camponotus vitiosus黄色い
採集地は都市部にしてはまあまあ緑が残っている場所で,根気よく通えば良い結果が得られそうであった.ほぼ自分では採集せず,採集方法とか調査方法とかをちょこっとだけ教えた.
ノブドウがたくさん咲く場所があり,あそこはかなり良さげに見えた.※かなり良いのが採れていた
Pheidole noda
調査中に激しい夕立に遭い,雨宿りしながら生徒と話していると,アリが引っ越しを行っているのが目に入った.
近いとこに居た生徒を呼んで説明.
オオズアリ(Pheidole noda)だ.私が高校時代に扱っていたアリで,こいつらと一緒に高校時代を駆け抜けた思い入れのある旧友だ.奇しくもこの引っ越しが行われていたのは私が6年前に実験用にこのアリを採集したのと大きな石の下だった.やっぱり居心地がいいのだろうか.また懐かしい気持ちになってしまった.私が人生で唯一アリを研究していた2年間の友は,今も変わらず元気にやっているようで,安心した.