aritake
ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)の首筋からニョキっと伸びているものがある。恐らくアリタケの何かだろう。
この菌類は日本ではムネアカオオアリを寄主としているのをよく見かける。山地に多いアリなら他にもいるだろうに。そういえば、アシナガアリ(Aphaenogaster famelica)の女王に寄生している菌類は一度見かけたなあ。種類が違ってそうだが、寄主特異性があるのだろうか。

この個体は木にがっちり食いついていて、なかなか離れなかった。寄主操作されたいたのだろう。
ところでこの個体、前胸が黒っぽく見えるが、そういえばこの山にはニシムネアカオオアリ(C. hemichlaena)も生息していることが知られている。大型ワーカーでもないし、こやつがどっちだったかはこの状態では判断するのは難しそうだ。