本記事はアリ好きのために書き連ねるものであり有象無象の販売業者の採集・同定を手助けするものではありません.そのあたりを業者はき違えぬよう,決して採集・同定に利用しないよう気を付けて直ちにこのページから去ること.不遜な業者および飼育屋による本記事の利用が判明した場合は即刻公開を中止します.
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チクシトゲアリ(Polyrhachis phalerata)。今は"もえすた"じゃないんだ…。
秋に飛ぶ。まさかの玄関先の壁にいた。少し林的な環境にいると思っていたが、周りにはそんな場所しばらくない。唯一考えられる場所では、この種類は得られていない。ふーむ、けっこう遠くまで飛べるのかな。

※追記
市街地で得られるチクシトゲに関する文献が見つかりました。ここでも結婚飛行で遠い生息地から飛んできたのではと考察されています。
亀山剛,2000.チクシトゲアリの羽アリ飛出時期についての記録.比婆科学,197:189.

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ウロコアリ(Strumigenys lewisi)。夏から秋にかけて飛ぶ。ウロコアリのようなハンター顔のアリに翅が生えているとなんだか不思議だ。ParaponeraMyrmeciaの有翅女王を見たのと同じ感覚に陥る。こいつらも創設時は自分で狩りをするのだろうか。
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ダルマアリ(Discothyrea sauteri)。翅付は初めて見た。というか女王自体初採集だった。秋に飛ぶのだろうか。翌年の春に飛ぶ種類は、秋ごろに羽アリを生産している種類もいる。早いところではアメイロアリ(Nylanderia flavipes)なんかはもう完全に成虫になっている。

なぜマイナー編からなのか。メジャーどころを全然捕まえられていないのだ。こっちじゃまだキイシリ飛んでません。