邑遊自適~好蟻性的俺~

昆虫(アリ)を中心に、たまにしょうもない趣味を綴っていく日記。 笑いなしオチなしでの~んびりやっとります。コメントやリンクも大歓迎です(リンクの際はご一報ください)。画像の無断転載はお控えください。

現在、採集した日本産アリ類(2014~)は160種(雌85種,雄45種)!!! 全てのアリをこの目に焼き付ける!!!

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チクシトゲアリ(Polyrhachis phalerata)。今は"もえすた"じゃないんだ…。
秋に飛ぶ。まさかの玄関先の壁にいた。少し林的な環境にいると思っていたが、周りにはそんな場所しばらくない。唯一考えられる場所では、この種類は得られていない。ふーむ、けっこう遠くまで飛べるのかな。

※追記
市街地で得られるチクシトゲに関する文献が見つかりました。ここでも結婚飛行で遠い生息地から飛んできたのではと考察されています。
亀山剛,2000.チクシトゲアリの羽アリ飛出時期についての記録.比婆科学,197:189.

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ウロコアリ(Strumigenys lewisi)。夏から秋にかけて飛ぶ。ウロコアリのようなハンター顔のアリに翅が生えているとなんだか不思議だ。ParaponeraMyrmeciaの有翅女王を見たのと同じ感覚に陥る。こいつらも創設時は自分で狩りをするのだろうか。
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ダルマアリ(Discothyrea sauteri)。翅付は初めて見た。というか女王自体初採集だった。秋に飛ぶのだろうか。翌年の春に飛ぶ種類は、秋ごろに羽アリを生産している種類もいる。早いところではアメイロアリ(Nylanderia flavipes)なんかはもう完全に成虫になっている。

なぜマイナー編からなのか。メジャーどころを全然捕まえられていないのだ。こっちじゃまだキイシリ飛んでません。
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アミダテントウ(Amida tricolor)。初めて採ったのは去年の台湾、次に採ったのは今年3月の西表、本土で採ったのは今回(9月)が初めて。綺麗な模様だ。
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今年の学会は愛媛で行われた。講演があるためあまり仕事をせずに済んだが、朝早く起きなければいけなかったのは非常に大変だった。

しかし、お家の布団で寝ることができるというのは本当にアドバンテージで、すごく落ち着いて眠れた。
あんな家に泊まってくれたQ大のお二方、発表練習に付き合ってくださりありがとうございました。また、2日目夜のハチ屋の懇親会は特に楽しかったです。
早く論文書きます。
あと英語頑張ります。

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研究室の友人と2人で8月のイベントに向けて展示用の虫たちを採集しに行った。手っ取り早いライトトラップで日が暮れたら即開始!…のはずだったのだが。点灯した瞬間に電気が切れた。調子に乗って予備のガソリンを持って来なかったらこれだよ。結局一度下山してガソスタに行き、雑談しながら山に登って開始…あたりはもう既に真っ暗で完全に出遅れた。もしこれが頂上付近まで車で行けない場所だったら死んでた。
以下、訪れた虫たち。
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ムラサキメンガタヒメバチ(Metopius dissectorius)。ライトトラップではお馴染みのヒメバチ。ライトに来るのはオスばかりで、メスはマレーゼでしか採ったことがない。
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トホシカメムシ(Lelia decempunctata)。初採集だった。つい数日前に後輩のインロー箱にこれが入っていたのを見て、いいな~とか言っていた気がする。大きくて綺麗な虫だ。単体で撮ったつもりが、上にコガネコバチみたいなのが乗っていた。
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センノカミキリ(Acalolepta luxuriosa)。私はセンノ"キ"カミキリと覚えていたが、大手検索エンジンによるとセンノカミキリの方がメジャーらしい。飛んできたときは前胸のダニが模様に見えて"なんだこのカミキリ!?"となったがよくよく見ればこの庶民派ヨコヤマだった。
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アオジョウカイ(Themus cyanipennis)がガを食べていた。ジョウカイは肉食だとは知っていたが、実際に虫を食べてる姿を見たのは初めてだった。
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今回一番嬉しかったのはこれ。じゃ~ん!トラニウス!
トラフホソバネカミキリ(Thranius variegatus variegatus)。elytraをケチってる系だけれどこの形は許されるでしょ。ハルニレとかに来るんだっけ、ライトにもやってくるんだなあ。Thanius variegatus
大学1年のときに行った石垣島で友人がヤエヤマホソバネカミキリ(T. multinotatus latipennis) を採っていたのを見ていいな~とは思っていたものの、自分の採集法ではかすりもしない虫だと思っていた。運が良かった。つくづくライトは運だ。


他の虫たち
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箱に使う分は十分集まったと思う。オオツノトンボやヤマトクロスジヘビトンボを展翅すれば場所をとれるはず(せこい)。ハチはすこぶる微妙で、目新しいものはなし。Cylloceriaが入っていたのとタマヌキケンヒメバチ(Jezarotes tamanukii)であまりに遅すぎた日本産ケンヒメバチ童貞を捨てたことくらいか(海外では台湾で採っている)。ただ、どちらも珍しいものとはとても言えない。ううむ、ヒメバチはなんとなく義務感に駆られて結果が出せない。まあ採集が下手なのが悪いのだが。

5月の日中の採集も含めて2回、この山での採集で得られた標本は、8月のイベントで一般に公開される。お時間があればぜひいらしてください。

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キバラハキリバチ(Megachile xanthothrix)。海辺のハマゴウにきていた。名前の通りの黄色い腹部の毛がとても美しい。飛んでいても一目瞭然だ。これを採ったときはこの場所には別件で訪れていたのだが、網を持ってきて正解だった。香川県で初採集して以来の再会。どちらも海の近くで採っているので、これを見ると青い海と白い砂浜を思い出す。
県内では先輩が採っていた個体を見たことがあるが、私はこれが初めて。他の県ではRDBに載るなど数を減らしている種類。この綺麗なハチが、いつまでも見られるように保全していかなくてはならない。
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