邑遊自適~好蟻性的俺~

昆虫(アリ)を中心に、たまにしょうもない趣味を綴っていく日記。 笑いなしオチなしでの~んびりやっとります。コメントやリンクも大歓迎です(リンクの際はご一報ください)。画像の無断転載はお控えください。

現在、採集した日本産アリ類(2014~)は165種(雌88種,雄56種)!!! 全てのアリをこの目に焼き付ける!!!

参加してきました.かなり準備不足だったがなんとかなんとかした.

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Isodontia harmandi
アルマンアナバチ(Isodontia harmandi).アルマンの名を持つ大型のアナバチ.黒い体に目立つ赤い後脚を持つ.
普通種だが,ほんとにほんとにほんとにほんとに恥ずかしいことに今年になるまで採ったことがなかった.
いろんな人に言われたが,これは弁解の余地なしである.なんで今まで採れなかったのか不思議でならない.

ハチはあまりにも採っていない普通種が多すぎて初採集で一人感動していると毎回呆れられている.
同じ日にフタスジスズバチ(Discoelius japonicus)も初めて採集して感動していた.未熟者もいいところである.


P. S. ネキ ネキダリス ホソコバネカミキリ アルマン クロホソコバネカミキリ
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先日,帰省して佐賀に家族旅行に出かけた.

せっかくなのでと近くの山に登って篩いをしたが,これがもう乾燥しっぱなしでぜーんぜん虫がいなかった.

なんとか見栄えのするやつは,これくらい.
Vollenhovia benzai
嗚呼,なんと地味な虫か.これはフタフシアリでもマイナーな属,ウメマツアリの仲間のタテナシウメマツアリ(Vollenhovia benzai)だ.
体長約2 mm.少し赤っぽく,マットな彫刻で特にこれといった特徴がない.しかし,関西より西の約10県ほどでしか見つかっていない地味に見られない種だ.南に行くほど多く,福岡や佐賀では普通に見られる.私は愛媛では採集したことがないが,福岡では篩うと毎回のように採れ,この間は大学のキャンパス内で採った.
近縁のウメマツアリ(V. emeryi)は朽木の中や樹皮下に巣を作りその周辺でしか見つからないのに対し,本種は土の中に巣をつくりリターからよく得られる.西南日本のリター篩いでウメマツを採ったら,こいつかもと疑うべし.
Vollenhovia benzai2
本種の特徴はココ.近縁のウメマツアリでは大きく発達する板状の腹柄下部突起がないかほとんど発達しない.和名はこの板状突起を盾とし,それがないという意味で付けられたのだろう.

さて,書くことがもうない.地味な種の宿命,書くことがないのだ.生態写真がネット上にほとんどないので,皆さんぜひ採集して美麗な写真を上げていただきたい.
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今日は母校の部活へ老害活動顔を出しに行った.地元に戻ったので行きやすくはなったが,既に私は22.被っている世代は当然無く,顧問も変わっている.最早部室内の道具類にしか面影を感じることが出来なくなってしまったが,さすがは同じ生物部の血を受け継ぐ者たち.私たちがやっていたようなくだらないいたずらや習慣を図らずも行っている.部活に明け暮れたあの日々を思い出しながら,懐かしい気持ちになった.
少し老人のお節介心配なのが,研究が全然出来ていないということだ.総文祭や読売の科学賞での結果が芳しくない.勿論,結果だけが全てではないのだが,内容を見てみると,箸にも棒にも掛からないといった感じである.顧問とのコミュニケーションもうまくいっておらず,果たしてこれは研究と言っていいのか....部外者になってしまった今,口出しするのははばかられるが,あまりにもあまりにもだったため少し口を出してしまった.
ようやく重い腰を上げて今年になって近場のファウナを調べることになったが,やはりいろいろと不十分な点が多い(もっと暇だったらかなり手伝えるんだけれども…).顧問と話し合えれば良いが,うまく説得できず難儀しているようだ.そこもほんの少しだけ助け舟を出すとして,リフレッシュで採集に同行した(途中一部生徒が,教師に説教をくらっていたが,あのような場で10分近くも説教するのは本当に昭和が抜けきらない化石教員である).
Camponotus vitiosus黄色い
採集地は都市部にしてはまあまあ緑が残っている場所で,根気よく通えば良い結果が得られそうであった.ほぼ自分では採集せず,採集方法とか調査方法とかをちょこっとだけ教えた.
ノブドウがたくさん咲く場所があり,あそこはかなり良さげに見えた.※かなり良いのが採れていた
Pheidole noda
調査中に激しい夕立に遭い,雨宿りしながら生徒と話していると,アリが引っ越しを行っているのが目に入った.
近いとこに居た生徒を呼んで説明.
オオズアリ(Pheidole noda)だ.私が高校時代に扱っていたアリで,こいつらと一緒に高校時代を駆け抜けた思い入れのある旧友だ.奇しくもこの引っ越しが行われていたのは私が6年前に実験用にこのアリを採集したのと大きな石の下だった.やっぱり居心地がいいのだろうか.また懐かしい気持ちになってしまった.私が人生で唯一アリを研究していた2年間の友は,今も変わらず元気にやっているようで,安心した.
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Epyris pectinatus
岐阜で採集したハチ.小さなアリガタバチだが,櫛状の触角がとても特徴的だった.こんな奴がいることは知っていたので,ほほう,これか.と感心していたが,一体なんという名前の種か気になった.
Epyris pectinatus2
先日オープンキャンパスに来てくれた高校生の子にDMすると,すぐにお返事が.これはヒメアリガタバチ属Epyrisで,どうやらこんな触角になってる奴は2種いるらしく,クシヒゲアリガタバチかエダヒゲアリガタバチか,とのこと.エダヒゲの方が珍しいそうな.どっちかな.重要なのは触角で,形が違うらしい.
Epyris pectinatus antenna
(写真じゃ分かりにくいが)これを見ると,どうやらエダヒゲアリガタバチ(Epyris pectinatus)のようだ.やったね!

ちなみに,後日もっと大型で櫛状の触角をしたアリガタバチを採集した.
Epyris sauteri antenna
こんな感じの触角だった.こっちがクシヒゲ(Epyris sauteri)かな?今まで全然見てこなかったので,分からないことばかり."時間があれば"他のグループの同定も積極的にチャレンジしてみたい.

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